コンジローマ用塗り薬の副作用に注意

コンジローマは、性器や肛門の周辺にかけて、見た目がカリフラワーのようなイボが多数発生してしまう病気で、自覚症状はほとんどないか、軽い痛みやかゆみをともなう程度であることがほとんどです。
このコンジローマという病気は、ウイルスによる感染が原因となっており、感染経路としては性行為によるパートナーからの感染がもっとも疑われますが、ときに粘膜にできた傷口などから感染するケースもまれにみられます。
コンジローマの治療方法としては、以前は効果のある塗り薬のようなものはなかったことから、イボ状になっている部分を外科的手術によって取り除くというのが標準的なものでした。
ところが、コンジローマを適応症とする新しい製剤が1997年にアメリカで最初に承認を受けたところから様相が変わり、そこからかなりの期間を経過したものの、わが国でも厚生労働省から医薬品としての承認を受け、コンジローマと日光角化症の治療薬として普及がはじまっています。
この塗り薬はコンジローマ治療にすぐれた効果を発揮しますが、それだけに副作用などもいくつか確認されています。特に注意したい副作用としては、皮膚が赤くただれたり、皮膚の上皮の一部が剥けたり、むくみが出たりといった、クリームを塗った部分の皮膚障害が挙げられます。
そもそもこのクリームの用法・用量としては、1日1回、毎日の連続は避けて週3回の頻度で塗るようにし、塗ったあと6時間から10時間程度で洗い流すように指示されています。これは、クリームの成分がたいへん強いものであるため、過剰投与によってこうした副作用が起きるリスクを踏まえての指示といえます。
このため、治療をあせって指定の用法・用量を超えて使用するようなことはせずに、必ず指示どおりにこの塗り薬を用いることが、コンジローマ治療にあたってのキーポイントとなります。